岩波文庫

最近本屋に行っていないなと思い、丸善に行った。新書と文庫の棚をぶらぶらして面白そうな本を探す。本当はもっと買いたいけれど、「ときめくきのこ図鑑」とチェーホフの「ワーニャおじさん」、プラトンの「饗宴」の三冊を購入。

ずっと読みたかった「饗宴」が手に入って、うれしい。人生初の岩波文庫だ。シンプルで統一されたデザインがとても良い。いつか自分の本棚に並べたいとずっと憧れてた。ちなみにチェーホフも岩波文庫。

普段は見ない棚を眺めていたら、［きのこ］の三文字が目に飛び込んできた。ちょっと前に「日々のきのこ」という本を読んでから、［きのこ］の魅力に取り憑かれているような気がしている。図鑑にしては珍しい文庫サイズ。帯に『きのこを巡る５つのストーリー』なんて書かれていたらもう買うしかない。緑色の地に赤のベニテングタケが映える、かわいい本だ。

本屋から出てお昼を食べている時に、急に頭に浮かんだ名前がある。久生十蘭。どこかのブログを見て、読んでみたいと思っていた作家のうちの1人だ。居ても立っても居られなくなり、もう一度本屋へ。検索したら岩波文庫の「久生十蘭短編選」が在庫ありだった。今日は三冊買って帰るつもりだったのに、追加で買ってしまった。もうすぐ長崎に旅行に行くので、旅の御供に持っていこうと思う。

初めての岩波文庫で初めてのチェーホフ、初めてのプラトン、初めての久生十蘭だった。なんだか初めてづくしの1日。良い休日だった。

梅の花

今朝、家を出る時に、玄関に梅が生けてあることに気がついた。小さな白い花。良い香りがする。昨日帰った時にはなかったはずだ。近所の人に貰ったものを、祖母が生けたのだろう。春の訪れを感じる。

だんだんと日の出が早くなっている。6時15分の時点でもう明るい。ちょっと前までは日の出前に家を出て、日の入り後に家に帰る生活だった。時間を変えていないのに、家を出ると明るくて、朝から幸せな気持ちになる。

暖かいのんびりとした日々が続いている。今度の休みには散歩にでも行ってみよう。

ガンタンク

◾️1/144 RX-75「ガンタンク」HG バンダイホビーサイト専用エコプラ

東京のガンダムベースで購入。素組みをした状態で長いこと放置していた。大事な行事が終わり少し余裕ができたので、やっと塗装。

黒一色のガンタンクのかっこよさに惹かれて買ったはいいものの、お店で見た感じと全然違う。黒光りして重厚感がない。他のガンプラと一緒に正規のカラーリングで並べたいと思ったので、全塗装をすることにした。

使用したのはターナーのアクリルガッシュ。紙にもプラスチックにもガラスにも塗れる万能絵の具だ。色もたくさんあるし、何より塗るとマットな質感になるところが良い。

筆塗り塗装は二回目だが、やっぱり難しい。平筆しか持っていないので細かいところの塗り分けが大変だった。ストーブの前で作業をしたからか塗ったそばから乾いていく。アクリル絵の具は乾いたらとれないので、素早く筆を動かした。

二時間ほどかけて完成。とても楽しかった。塗りムラもあるし、塗り残しもあるが、前回よりも上手くできたのではないだろうか。まだエコプラのガンキャノンが残っている。今度は細い筆を買ってやってみようと思う。